池江璃花子 ロス五輪へ新兵器「アクアミット」導入 新コーチと新たな試みでパワーアップ

[ 2025年3月13日 04:45 ]

練習公開で笑顔を見せる池江(撮影・五島佑一郎)
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 競泳女子の池江璃花子(24=横浜ゴム)が12日、新潟県長岡市内で報道陣に練習を公開した。練習拠点のオーストラリアで1月に信頼を置いていたコーチが突然中国に引き抜かれた中、7月の世界選手権(シンガポール)代表選考会を兼ねる日本選手権(20日開幕、東京アクアティクスセンター)では4種目にエントリー。逆境を乗り越え、集大成となる28年ロサンゼルス五輪へ再スタートを切る。

 新たな4年の始まりを告げる日本選手権まで8日。4日に練習拠点のオーストラリアから帰国した池江は、どこか気持ちの整理がつかない様子だった。状態を問われると「コンディションは悪くないが特別いいという感じでもない」。本番では「1種目でも多く優勝したい」と目標を掲げたが、最後まで気勢は上がらなかった。

 原因は1月に突如、信頼を置いていたコーチのマイケル・ボール氏が中国に引き抜かれたこと。昨年12月に今後についてのミーティングを行った直後の出来事で「ネットニュースで知ってショックだった」と吐露する。世界選手権までは拠点は変えない予定だが、その後は白紙。「しっかり整理したい」と迷える心の内を明かした。

 一方で、明るい材料もある。新たに就任したメル・マーシャル・コーチの勧めで「アクアミット」と呼ばれる手のひらに負荷をかける練習用具を取り入れ、この日も使用。水を含むと重さが増し「バタフライを泳ぐと、後半の感覚になる。使用後は泳ぎの感覚が良くなる」という。今年は非五輪種目の50メートルバタフライが本命種目。自身が18年に出した日本記録更新に向けて“最終兵器”になるかもしれない。

 「ずっと公言しているように、28年が集大成」と改めてロス五輪を競技人生の終着点に定めた池江。上がり切らない状態や気持ち、練習環境の変化と向き合いながら「とにかく代表権を獲れるように頑張りたい」と自分自身に活を入れた。

 

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