“物言い”ついた横綱の品格…宿命を使命に変える豊昇龍

[ 2025年2月1日 04:58 ]

連載 叔父は第68代・朝青龍 豊昇龍が守る横綱の威厳(下)

横綱としての品格が求められる豊昇龍
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 満場一致で横綱推薦を決議されても“物言い”はつけられた。27日、初場所千秋楽翌日の横綱審議委員会。一部委員からは豊昇龍の「品格」を問う声が出た。

 中でも都倉俊一委員(作曲家)は「モンゴルの横綱が何人もいましたが、全員が全員横綱を代表する品格ではなかったでしょ。いい意味で精神的に安定した横綱になってほしい」と厳しかった。新横綱はお騒がせ横綱だった朝青龍のおい。「何かやらかすのでは?」と偏見を持たれるのは宿命ともいえる。

 ただ、師匠の立浪親方(元小結・旭豊)は「(朝青龍と)外見は似てるけど、真面目だし優しい」と分析する。土俵に上がれば闘争心をむき出しにするが、普段は普通の25歳。30日の綱打ちでも、綱の原料となる麻もみの作業で、若い衆の輪の中に入り一緒に両腕を激しく動かす光景が周囲の共感を呼んだ。関係者も「横綱が一緒に作業するなんて初めてだ」と口をそろえた。

 時代は令和となり力士の気質も変化。立浪親方も「今の子はストイックで相撲のことばっかり考えている。夜も飲まないですもんね」と説明する。その上で29日の会見で「品格」の意味を理解できなかった愛弟子には「品格は大事なので、これから2人で成長していきたい」と強調した。古き良き伝統を残しつつも時代に即した力士像を構築し、それを実践する。25歳の新リーダーに課されたテーマでもある。(特別取材班)

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