二所ノ関親方 豊昇龍Vで改めて思う 稽古はウソをつかない まだまだ右肩上がり、どれだけ強くなるのか

[ 2025年1月28日 04:30 ]

初場所総括

<豊昇龍 一夜明け会見>前日の優勝を報じる本紙を手に笑顔の豊昇龍(撮影・西海 健太郎)
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 新横綱が誕生し、次期大関候補も台頭するなど今年最初の場所は大いに盛り上がりました。優勝で横綱昇進を確実にした豊昇龍はチャンスを見事にものにしました。9日目時点で3敗。誰もが諦めていた中でも、まだまだと盛り返して最後は巴戦で勝ち切る。あの勝負根性は凄いとしか言いようがないし、稽古している人が一番強いということを改めて印象づけました。

 稽古はウソをつきません。豊昇龍は結びを取り終えて、わずかな時間のインターバルで巴戦に臨み金峰山、王鵬を難なく退けた。緊張と疲労で全く別人のようになった金峰山とは対照的に「まだまだいけるぞ!」と体全体から気合を発散。心身ともに抜群の強さを発揮しました。稽古量の多さは現役屈指。正月を挟む変則日程でも、しっかりと準備できたことが最後の最後で実を結びました。

 25歳での昇進。まだまだ右肩上がりに成長していく、そんな横綱になりそうです。最近は前に出る相撲も増えましたが、まだ自分の形を確立させていません。形ができればどれくらい強くなるのか、楽しみも多いです。場所中に引退した照ノ富士から引き継いで新時代の主役として盛り上げてほしい。

 王鵬、金峰山、尊富士ら若手の活躍も頼もしい限りです。王鵬は覚醒のきっかけをつかんだような印象を受けました。元々体を持て余し気味でしたが、体の使い方が数場所前とは明らかに違っている。

 琴桜と大の里は残念な場所になりました。5勝に終わった琴桜は二度とこんなことのないよう、一から体をつくり直すべき。大の里も10勝で2桁に乗せましたが前半で消えてしまった。稽古場に向かう姿勢から変えていかないと豊昇龍との差は開く一方です。 (元横綱・稀勢の里)

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