復帰2場所目の序二段・炎鵬が2連勝 後輩たちの世界一&日本一に刺激「自分らの代では考えられない」

[ 2024年9月11日 12:23 ]

大相撲秋場所4日目 ( 2024年9月11日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所4日目>はたき込みで飛燕力を破った炎鵬(左)(撮影・西海健太郎)
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 元幕内で脊髄損傷の大ケガによる長期休場から復帰2場所目の西序二段31枚目・炎鵬(29=伊勢ケ浜部屋)が飛燕力(41=押尾川部屋)を下して2連勝とした。

 立ち合い頭で当たって押し込んでおいてのはたき込み。危なげない内容に見えたが「まだまだ立ち合いも高いし攻めも遅い」と反省点を挙げた。「土俵に上がると、邪念というか余計なことを考えてしまう。自信を持って土俵に上がりたい」とまだまだ改善の余地があるようだ

 邪念とは「簡単に勝ちに行こう、ごまかして勝ちに行こうという気持ちが出てしまうこと」。稽古場でそのような相撲を取ると、部屋の横綱・照ノ富士から厳しく指摘されるという。「すぐ見透かされますね。勝つことも大事だけど勝ち方も大事。もっと突き詰めてしっかりしたものを作っていかないと」と気を引き締めた。

 今月7~8日にポーランドで開催された世界相撲選手権大会で、金沢学院大の後輩にあたる池田俊(22=ソディック)がシニア男子無差別級で、金沢学院東高(現・金沢学院大附属高)の後輩にあたる阿部なな(1年)がジュニア女子重量級でそれぞれ世界一に輝いた。さらに、8日に愛知県刈谷市で行われた全国選抜大学実業団刈谷大会では金沢学院大が団体優勝。多くの後輩たちが国内外で大活躍した。

 炎鵬自身も高校3年時にジュニア軽量級、大学2、3年時にシニア軽量級と計3度も世界一に輝いた経験を持つ。大学の団体戦では全日本大学選抜金沢大会3位が在学中の最高成績だったため「すごいですよね。自分らの代では考えられないぐらい」と今年既に2度目の全国制覇を果たした後輩たちを称賛していた。

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