新入幕・阿武剋が初白星「学生の時からテレビで見ていた人なので」元大関の高安を堂々破り感慨

[ 2024年9月11日 06:59 ]

大相撲秋場所3日目 ( 2024年9月10日    両国国技館 )

寄り切りで高安を破る阿武剋(右)(撮影・西海健太郎)
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 新入幕の阿武剋(24=阿武松部屋)が高安(34=田子ノ浦部屋)を破って幕内初白星を挙げた。

 高安がもろ手突きから突っ張って左差し右上手と先手を取ったが、上手が切れたところで形勢逆転。阿武剋が浅い右上手から出し投げで崩して頭をつけ、左で浅い下手も引き付けて万全の体勢を作って寄り切った。

 連敗スタートから待望の幕内初白星。しかも相手は大関経験者であり「学生の時からテレビで見ていた人なので、当たれてよかった」と感慨を込めた。堂々の勝利だが「稽古場で10番やったら2~3番しか勝てない。今日はたまたま運が良かっただけ。実力ではまだまだ自分が頑張らないといけない」と謙虚に話した。

 新入幕場所へ臨むに当たって、常に心掛けているのは「できるだけ同じ一日を過ごすこと」。その中で、場所入りの時間が十両時代より約1時間半遅くなったことで変えたこともある。「ストレッチを多めにして、1人で集中する時間を作った。今日は体がよく動いてくれました」。初めて幕内の土俵で戦う15日間、最善の準備で初めての白星をつかんだ。

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