貴景勝が3日目から休場…白星なく1場所での大関復帰は絶望的状況に 首の痛みで場所前は実戦稽古できず

[ 2024年9月10日 10:07 ]

大相撲秋場所3日目 ( 2024年9月10日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所2日目>寄り切りで王鵬(右)に敗れた貴景勝(撮影・西海健太郎)
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 日本相撲協会は10日、関脇・貴景勝(28=常盤山部屋)が3日目から休場すると発表した。

 5年ぶりに大関から陥落し、10勝以上すれば1場所での大関復帰がかなう今場所。初日に御嶽海、2日目に王鵬に敗れて2連敗スタートと苦しい土俵が続いていた。立ち合い頭から当たってはいるものの、持ち味の馬力で押し切ることはできず。初日の取組後には「自分の相撲を取りたかったけど…」と歯がゆい思いを口にしていた。

 慢性的な首の痛みにより、場所前は実戦稽古が再開できず。万全な調整とはほど遠い状態で「全力を尽くすだけ」と悲壮な覚悟を口にしていた。初日前日、師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)は「万全ではないけど、ここまで来たらやるしかない」と弟子の心境を代弁していた。

 しかし、ここまで白星がないまま休場となり大関復帰は極めて厳しい状況に。再出場がなければ大関復帰はかなわず、平幕下位までの転落も余儀なくされる。

 貴景勝の休場は、夏場所以来で自身14度目。今年だけで4度目の休場となった。この日対戦予定だった西前頭3枚目の若元春(30=荒汐部屋)は不戦勝となる。

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