【男子バレー】涙の高橋藍 敗退後に母と抱き合う姿にネットも感涙「最高の親孝行ですよ」

[ 2024年8月6日 01:55 ]

パリ五輪第11日 バレーボール男子準々決勝   日本2―3イタリア ( 2024年8月5日    パリ南アリーナ )

西田に肩をさすられて慰められる高橋(下) (AP)
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 52年ぶりの五輪金メダルを目指す世界ランキング6位の日本は同2位で22年世界選手権王者のイタリアと準々決勝で対戦し、2―3(25―20、25―23、25―27、24―26、15―17)で逆転負け。1976年モントリオール大会以来48年ぶりの4強入りを逃した。2セット連取して迎えた第3セット、そして最終セットにもマッチポイントを握る場面があったが、あと1点届かず1次リーグを全体1位で通過した強敵に屈した。

 試合終了直後は険しい表情だった高橋藍だが、イタリア1部モンツァ時代のチームメートでイタリア代表のジャンルカ・ガラッシと抱き合い、声をかけられると一気に涙があふれた。

 その後、高橋はコート脇の観客席付近まで近寄り、観戦していた母親と抱き合った。涙が止まらない高橋に対して、母は優しく肩をポンポンとさすって慰める姿が印象的だった。

 この光景はX(旧ツイッター)でも話題となり、「高橋藍とお母さんの涙のハグ号泣してしまうな」「母をパリ五輪に連れていくなんて最高の親孝行ですよ」「藍くんめちゃくちゃ泣いていたね。お母さんとのハグも。母の気持ちになっちゃう」など、涙を誘われたファンも多かったようだ。

 コーチ時代を含めて8年間、代表に関わったブラン監督は今大会限りで勇退することに高橋は「今の自分があるのはブラン監督がサポートしてくれたり教えてくれたことが多い」と感謝を語り、「一緒にオリンピックを獲りたかったし、メダルを獲って一緒に喜びたかった」と心残りを口にした。

 そして、昨年3月に胃がんのため31歳で急逝した東京五輪代表のセッター・藤井直伸さんの遺影がベンチで見守ったことに触れ、「藤井さんも立ちたかった舞台ですし、自分たちは藤井さんと常に戦っているので。藤井さんと勝ってメダルを獲りにいく気持ちで全員やっていた」と思いを語る。「藤井さんにメダルを見せられなかったのはすごい悔しい。でもこれからも一緒に藤井さんと戦っていくので、また強くなって日本代表に戻ってきたい。日本代表自体も強くなってこの舞台に戻ってきたいと思う」と4年後を見据えた。

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