グレコ60キロ級・文田健一郎 靴下にまさかの模様? レスリングファンうなる「さすがだにゃ」

[ 2024年8月6日 00:50 ]

パリ五輪11日目 レスリング ( 2024年8月5日    シャンドマルス・アリーナ )

準決勝進出を決めた文田(ロイター)

 男子グレコローマンスタイル60キロ級は5日、東京五輪銀メダリストの文田健一郎(28=ミキハウス)が初戦でデアルマス・ロドリゲス(キューバ)、準々決勝でメフディセイフォラ・モフセンネジャド(イラン)を下し、準決勝に進出した。 男子グレコローマンスタイル60キロ級

 4年越しの金メダル獲得を目指す戦いが始まった。最初に相手の消極的姿勢で1ポイントを先行すると、そこからローリング3回。一気に7ポイントをリードした。最後は首投げを決め11―1で圧勝した。

 準々決勝も相手のペナルティーから1ポイントを先取し、そのままローリング4連続で一挙に9-0。第1ピリオド、1分43秒で決着をつける圧勝劇だった。

 そんな文田の靴下にこの日は注目が集まった。X(旧ツイッター)では「靴下はオニツカタイガー?」「文田選手オニツカタイガーのソックス履いてる?よね?」などの投稿が集まり、虎柄の模様が視線を集めた。

 実は文田は猫が大好きで、レスリング界では“にゃんこレスラー”の異名も持つ。背中の柔軟性をいかした得意技の「反り投げ」は猫をヒントにしている部分もある。それだけに、Xでは「レスリングの文田くん、ソックスが猫!」「文田選手の靴下が猫柄な件 さすがだにゃ」など、文田の趣味を理解したファンの投稿もあった。

 21年東京五輪では金メダル確実と目されながら、決勝でまさかの敗戦。グレコローマンの日本勢として1984年ロス五輪52キロ級の宮原厚次以来、40年ぶりの金メダル獲得へ突き進む。

 ◇文田 健一郎(ふみた・けんいちろう)1995年(平7)12月18日生まれ、山梨県出身の28歳。山梨・韮崎工高、日体大を経て、18年4月からミキハウス所属。中学で本格的に競技を始め、高校時代は父・敏郎さんが監督を務める韮崎工で史上初のグレコ高校8冠を達成。16年全日本選手権を初制覇し、17、19年世界選手権を制覇。21年東京五輪は銀メダル。日体大では男子フリースタイル57キロ級の樋口黎と同期。家族は妻・有美さん、長女・遙月ちゃん。

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