照ノ富士 7度目ストレート給金 湘南乃海を押し出す 復帰戦快勝の弟弟子・尊富士に「差しちゃダメ」

[ 2024年7月21日 19:46 ]

大相撲名古屋場所8日目 ( 2024年7月21日    ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所・8日目>全勝で8日目を終えた照ノ富士
Photo By 代表撮影

 横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が平幕・湘南乃海(26=高田川部屋)を押し出し、優勝した昨年夏場所以来となるストレート給金を決めた。

 2場所連続休場から再起の土俵で、後続に2差をつけての折り返し。過去6度のストレート給金は、うち4度で優勝している。賜杯の行方はもう決まったかのような雰囲気も漂う。本人は「その日その日の積み重ねになってくる。ここからが勝負ではないか」と後半戦に向け、気持ちを引き締め直した。

 気迫十分の立ち合いだった。初顔合わせで巨体の湘南乃海に珍しく頭で当たり、右四つの攻めから押し出した。「落ち着いてじっくりやろうと思いました」。

 この日、弟弟子の春場所優勝力士・尊富士が十両の土俵で復帰した。一度はその印象を「いつも通りじゃないの?」と評したが、直後に「差しちゃダメなのに差している」。左差しから右も巻き替え、もろ差しから寄り切る完勝にも厳しく注文を付けた。

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