熱海富士が相手得意の左四つで若元春を寄り切る

[ 2024年7月21日 17:23 ]

大相撲名古屋場所8日目 ( 2024年7月21日    ドルフィンズアリーナ )

<大相撲名古屋場所・8日目>若元春(左)を寄り切った熱海富士(撮影・井垣 忠夫)
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 西前頭筆頭の熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)は左前頭2枚目の若元春(30荒汐部屋)を寄り切り、3度目の対戦で初勝利を挙げた。

 立ち合いすぐに相手得意の左四つ。劣勢かと思いきや、左下手をつかんで右は巻き替えを狙いつつ、圧力を加えた。相手の右上手投げにも崩されず、そのまま寄り切った。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「うまいですね」と熱海富士を称えた。若元春の右上手投げに対し「熱海富士は怖がらずに前に出て相手に腰をぶつけている。投げを怖がって腰を引いてしまうと(体を密着させられず、相手との間に)空間ができて掛け投げとかを狙われる。腰をぶつけにいったところがうまい」と指摘した。

 熱海富士は初日から大関3連戦で豊昇龍、貴景勝を破ったものの、4日目から4連敗。この白星を逆襲のきっかけにしたい。

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