服部道子氏が分析 五輪ゴルフ女子代表2人の強み 「野性的な笹生」「機械的な美夢有」

[ 2024年6月26日 05:00 ]

笹生優花(AP)と山下美夢有(右)
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 国際ゴルフ連盟はパリ五輪出場権を獲得した女子60選手を発表し、日本選手では笹生優花(23=フリー)と全米女子プロ選手権2位の山下美夢有(22=加賀電子)が入った。世界ランキングを基にした24日付の「五輪ランキング」で笹生が10位、山下が17位だった。21年東京五輪にフィリピン代表として出場した笹生は日本代表として初、山下は自身初めての五輪となる。パリ五輪日本代表女子コーチの服部道子氏(55)が逆転で出場資格を得た山下の強みなどを語った。

 山下選手が全米女子プロで2位に入り、逆転でパリ五輪の出場権を手にしました。昨年は海外メジャーで思うような結果を残せなかったため、オフのトレーニングに励んで7、8割の力で以前と同じような飛距離を出せるようにパワーアップしてきたと聞きます。その成果が出ました。

 山下選手の強さは目の前の一打に対する集中力の高さにあります。難しいショットでも時間をかけず同じテンポで打てる。通常の場合、トリッキーなホールになるとアドレスで肩のラインが目標方向に対してクロスしたり、開いてズレることがあります。テンポも悪くなる。でも彼女は常に同じリズム、同じルーティン、同じアドレスで打てるので苦手なコースがあまりない印象です。

 機械的で正確なプレーをする山下選手に対し、笹生選手は野性的なタイプ。持っている技の引き出しが多く、高い球や低い球など状況に応じて柔軟に対応できます。遊び心もある。そういう意味で対照的な2人で面白い。同学年で仲も良いので楽しみです。

 会場のル・ゴルフ・ナショナルは、アップダウンがあり、英国のゴルフ場によく見られるヒースが自生。要所に池が絡む米国タイプのゴルフ場です。昨年の欧州ツアーで久常涼選手が優勝したコースでもあるので日本選手には向いているのかなと思っています。

 今の日本選手は誰が五輪に出てもメダルを獲れるくらいレベルが上がっています。その中で笹生選手、山下選手は特に勢いがあるので期待しています。 (パリ五輪日本代表女子コーチ)

《全米女子プロから帰国 美夢有「自信に」》
 ○…全米女子プロ選手権でメジャー自己最高位の2位に入り、逆転でパリ五輪代表に内定した山下は米国から関西空港着の航空機で帰国し「日本代表として出るからには(笹生)優花とともに頑張りたい」と力を込めた。今後は国内ツアーに出場せず、2週間は休養と調整に充てた後にメジャー第4戦、エビアン選手権(7月11日開幕)に出場予定。2季連続女王の22歳は「凄い自信にもなりましたし、メジャーも続くのでそこでもしっかり頑張りたい」と意気込みを示した。

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