岩井明愛が圧巻7連続バーディー 暫定首位に「のびのびやりたい」

[ 2024年5月16日 19:09 ]

女子ゴルフツアー ブリヂストン・レディース第1日 ( 2024年5月16日    千葉県 袖ケ浦CC袖ケ浦=6731ヤード、パー72 )

<ブリヂストンレディースオープン初日>13番、ティーショットを放つ岩井明愛(撮影・会津 智海)
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 第1ラウンドが行われ、インから出た岩井明愛(21=Honda)が14番からの7連続を含む8バーディー、1ボギーの7アンダー、65で回り、河本結(25=RICOH)と並んで暫定首位でホールアウトした。

 パーを並べていた岩井明にエンジンがかかったのが14番パー4。残り157ヤードを7Iでピンまで7メートルまで運ぶと、これをねじ込んでバーディー。そこから折り返しての2番まで7連続でスコアを伸ばした。4番でもバーディーを記録し、最終9番こそボギーを叩いたものの、大会コース記録に並ぶ65をマーク。8連続バーディーならツアー記録に並んだが、「久々にバーディーが量産できてうれしい」と笑顔を見せた。

 昨季は年間3勝を挙げ、年間ポイントを争うメルセデス・ランキングでも3位と躍進。しかし、今季はここまで勝利がなく、トップ10も2度と物足りない日々が続いた。パーオン率が74%で全体3位の一方で、1ラウンドあたりの平均パット数31位は90位。この日は6~7メートルのパットが決まり、ショットとかみ合った。

 好スコアには精神面の変化も大きい。「理想が高くて、ちょっとでもミスしてしまうと、自分を責める」ところがあったという。しかし、先週、YouTubeで見つけた成田美寿々が優勝した時のプレーを見て意識が変わった。「めちゃくちゃ楽しそうにゴルフをしているなって印象で、それを学ぶというか、自分も楽しもうと思った」。心の余裕がプレーの安定感につながった。

 前週の前週のRKB×三井松島レディースでは双子の妹・千怜が今季2勝目を挙げ、今週は明愛が好発進した。姉妹での2試合連続優勝は、21年に岩井姉妹が下部ツアーで記録しているが、レギュラーツアーなら初の快挙。「千怜が開幕戦から優勝して、自分も頑張らないと、という気持ちはあるけど、気にせずにのびのびやりたい」と、楽しむことを忘れずに残り3日間に臨む。

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