新入幕・欧勝馬 同じ飛行機で来日した盟友・豊昇龍との対戦を熱望「10番勝ちたい」三賞にも意欲

[ 2024年4月30日 12:50 ]

番付表を手にする新入幕の欧勝馬(左)と師匠の鳴戸親方(撮影・前川 晋作)
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 日本相撲協会は30日、大相撲夏場所(5月12日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、新入幕の欧勝馬(27=鳴戸部屋)が東京都墨田区の鳴戸部屋で会見を行った。

 元学生横綱で幕下15枚目格付け出しからデビューした欧勝馬は、21年九州場所の初土俵から2年半で順調に出世。「やっと上がれた。十両上がってからなかなか厳しくて…2年かかって長かったです」と感慨を込めた。

 昇進の転機となったのは、意識の変化。「前までは下を見て(幕下へ)落ちたらどうしようって考えていたけど、ここ2場所は上がりたい気持ちが強かった」。新入幕をうかがえる十両5枚目以内に8場所連続でとどまっていたところから、殻を破った。

 大関・豊昇龍(24=立浪部屋)とは柏日体高(現・日体大柏)の同級生。「今まで対戦がないので当たりたい。(豊昇龍から)“対戦楽しみにしてます”と言われました」。15年春にモンゴルから同じ飛行機で来日した盟友と、幕内の土俵での再会を心待ちにした。

 新入幕場所へ向け「10番勝ちたい。1回しかないので獲ってみたい」と三賞にも意欲。初場所で大の里、春場所で尊富士がそれぞれ新入幕ながら大活躍していることから「自分にもチャンスあるのかなと思って頑張りたい。できれば(優勝争いも)したい」と大きな目標を掲げた。

 元大関・琴欧洲の鳴戸親方が部屋を創設してから7年で初の幕内力士誕生。会見に同席した師匠は「素直にうれしい」と喜びを表し「下を見るのではなく、上を見て頑張ってほしい。普通にいけば三役にも上がれる」と愛弟子に大きな期待を込めた。


 ◇欧勝馬 出気(おうしょうま・でぎ)本名=プレブスレン・デルゲルバヤル。1997年(平9)4月9日生まれ、モンゴル・トゥブ県出身の27歳。15年春、ビャンバスレン(現大関・豊昇龍)とジャミン(現幕下・朝白龍)と同じ飛行機で来日し、千葉・柏日体高(現・日体大柏)にレスリング留学。16年の全国高校総体レスリング120キロ級優勝。日体大で相撲を始め、1年時に全国学生選手権3位。2年時に全国大学選抜十和田大会優勝、全国学生体重別大会無差別級優勝。3年時に全国大学選抜宇佐大会優勝、全日本大学選抜金沢大会優勝。4年時に全国学生選手権優勝。鳴戸部屋に入門し、21年九州場所で幕下15枚目格付け出しデビュー。22年夏場所で幕下優勝。翌名古屋場所で新十両昇進。同年九州場所で十両優勝。1メートル90、158キロ。

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