給水失敗の鈴木亜にライバル加世田が“力水”　ペットボトル手渡し「一緒に頑張りたいと思った」

名古屋ウィメンズマラソン （ 2024年3月10日    名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ ）

給水ポイントで水を取り逃した鈴木亜由子に水を渡す加世田梨花（右）（代表撮影）
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　張り詰めたレースの中、有力選手がライバルを助ける場面があった。

　鈴木亜が10キロ過ぎの給水地点でボトルを取り逃し、一般ランナー用の給水にも失敗。

　それに気づいた加世田が後ろから近づき、ペットボトルを手渡した。

　ともに五輪切符には手が届かなかったが、加世田は「パリを目指す仲間として、一緒に頑張りたいと思った」と振り返り、鈴木亜は「うれしかった。みんなで飛ばしていこう、という思いが感じられた」と感謝した。