前田穂南 パリ五輪最後の切符獲得 2大会連続夢舞台 33位東京の雪辱必ず…瀬古氏もコース適性太鼓判

[ 2024年3月11日 04:50 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2024年3月10日    名古屋市・バンテリンドームナゴヤ発着の42・195キロ )

前田穂南
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 パリ五輪代表の残り1枠を決定する「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」の最終選考会として行われ、東京五輪1万メートル代表の安藤友香(29=ワコール)が2時間21分18秒の自己新記録で初優勝した。

 代表入りの条件だった、1月の大阪国際で前田穂南(27=天満屋)が樹立した日本記録の2時間18分59秒には届かず。鈴木優花(24=第一生命グループ)、一山麻緒(26=資生堂)に続いて、前田の2大会連続の代表入りが決まった。

 1月の大阪国際女子で日本記録を樹立した前田が、2大会連続となるパリ五輪切符を獲得した。東京五輪は33位に終わっており、リベンジの舞台。「世界でしっかり自分のパフォーマンスを発揮したい。そのために今までの経験を生かして、またこれから継続して練習に取り組んで準備していきたい」とコメントした。

 パリ五輪のコースは、累積標高差438メートルと起伏が激しい上に暑熱対策も必要となる。日本陸連の瀬古利彦ロードランニング・コミッションリーダーは「前田選手は(19年の)暑いMGCで独走したり、(起伏ある)青梅マラソンで30キロ日本記録。前田選手に向いているコース」と期待を寄せた。「一山選手も東京五輪で入賞し、期待できる。鈴木選手も若さで乗り切ってほしい」とも語った。

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