瀬戸 7大会連続メダル 男子400メートル個人メドレー銅も「全く駄目」

[ 2024年2月20日 04:31 ]

男子400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也(右)=AP
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 水泳の世界選手権最終日は18日、ドーハで行われ、競泳男子400メートル個人メドレー決勝で瀬戸大也(29=CHARIS&Co.)が4分12秒51で銅メダルを獲得した。世界選手権では初出場の13年大会から7大会連続10度目の表彰台。400メートル個人メドレーでは6個目(金3銅3)のメダルとなった。パリ五輪日本代表選考会を約1カ月後に控え、今大会の日本競泳陣は12選手のみ参加。メダルは男子200メートルバタフライの本多灯(22=イトマン東京)の金を含めて2個に終わった。

 目標の4分8秒台に遠く及ばなかった。日本水連が定めるパリ五輪派遣標準記録からも2秒近く遅い。瀬戸は“水の怪物”と称されたフェルプス氏(米国)の6大会連続を上回る7大会連続の表彰台を死守したが「全く駄目。4分12秒でメダルを獲っていいのか」と首をかしげた。前半200メートルの通過は4番手。後半も伸びを欠いたが、最終盤で米国選手をかわして3位に食い込む意地を見せた。

 前回大会個人メドレー2冠のマルシャン(フランス)らが不在の中、200メートル個人メドレーも4位。パリ五輪への強化の一環という今大会の位置付けを考慮しても低調な内容だ。大会後は昨秋から拠点を置くオーストラリアに戻り、3月の五輪代表選考会に向けて練習を再開する。「課題が明確になったのが収穫。自分に活を入れたい」と語った。

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