“みちょぱのはとこ”池田向希、20キロ競歩でパリ五輪出場決定 世界記録に肉薄

[ 2024年2月18日 10:37 ]

陸上・日本選手権20キロ競歩 ( 2024年2月18日    六甲アイランド周回コース )

<日本陸上競技選手権大会20キロ競歩・男子> 優勝しガッツポーズの池田向希 (撮影・亀井 直樹)
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 パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、東京五輪銀メダルの池田向希(旭化成)が優勝し、パリ五輪出場を決めた。タイムは1時間17分51秒だった。(タイムは速報値)

 男女ともに日本陸連が定める派遣設定記録を突破して優勝すれば、五輪代表に決まる今大会。既に派遣設定記録を突破して迎えた池田は、スタートから山西利和(愛知製鋼)の後を追って2番手でレースを進める。

 5キロを過ぎてから先頭に立つと、一気に後続を突き放す。10キロの通過タイムは38分16秒。15年に鈴木雄介(富士通)がマークした世界記録(1時間16分36秒)を上回るペースで歩き、新記録達成はならなかったが、そのままレースを制した。

 「2大会連続でのメダル、そして金メダルを目標にしてきたので、ここはあくまで通過点」

 タレントの“みちょぱ”こと池田美優のはとことしても知られる池田は、東京五輪で銀メダルを獲得。22年の世界選手権は銀、昨夏の世界選手権では序盤から先頭に立つ積極的なレースを展開しながら、結果的には15位に沈んだ。その後はリベンジの思いも込めて練習を積み、ケガや体調不良もなく調整を重ねられたことで「順調に迎えられる」と自信を口にしていた。

 来夏のパリ五輪では35キロ競歩が行われず、男女混合団体の42・195キロの男女リレーが新種目として行われることになった。そのため、長距離を得意としていた選手たちも20キロに集結。個人での五輪切符を懸け、よりハイレベルな争いが繰り広げられた。

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