18歳の菅楓華 失意の失格から新人戦で4差2位の好発進「楽しくできました」

[ 2023年12月6日 16:46 ]

JLPGA新人戦  加賀電子カップ第1日 ( 2023年12月6日    グレートアイランドC=6582ヤード、パー72 )

2位と好スタートを切った菅楓華
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 例年の2日間から3日間競技となり、昨年度合格の95期(18人)と今年度合格の96期(19人)の2大会を同時開催。96期の菅楓華(すが・ふうか、18=日章学園)は3バーディー、1ボギーの70で回り、2アンダーの2位で滑り出した。首位とは4打差。来季の出場権を懸けたファイナルQTで失格となった18歳が、決意を新たに一生に一度の新人戦タイトルを目指す。

 菅は70と伸ばして笑顔でホールアウト。一生に一度の新人戦を上々の位置で滑り出し、「今日は楽しくできました。この大会は1度しかない。良いスタートは切れたかなと思います」とうなずいた。

 18歳に試練が訪れたのは2日前。来季出場権を争うファイナルQTを5位で終えたが、後日、スコア誤記が発覚した。失意の失格。「前半戦が見えていたので悔しいけど、今後につながると思う」。周囲からの励ましも受け、懸命に気持ちを切り替えて臨んだ。

 3番パー5で第3打を10センチに寄せてスコアを伸ばす。5番でこの日唯一のボギーを叩くも、8番では4メートルのチャンスを沈め、11番パー4では第2打を1メートルにつけてバーディーを奪った。「最後にちゃんと確認して、スコアを提出しました」と、て表情を引き締めた。

 歴代賞金女王の不動裕理や上田桃子らが名を連ねる新人戦。「(出場)人数が少ないので、1つ落としたらぐっと順位が下がるような感じ。でも初賞金も懸かっているので、一打の重みを感じながら、ラウンドできたらなと思います」。23年最後の試合を笑顔で締めくくりたい。

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