アン・シネ、2差4位 日本ツアー復帰へ「この一打に懸けるしかない」

[ 2023年11月30日 04:45 ]

女子ゴルフツアー最終予選会第2日 ( 2023年11月29日    静岡・葛城GC宇刈C=パー72 )

5アンダーの4位タイでラウンドを終え笑顔を見せアン・シネ(撮影・西尾 大助)
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 第2ラウンドが29日に行われ、19年以来の日本ツアー復帰を目指すアン・シネ(32=韓国)が70で回り通算5アンダーとし、首位と2打差の4位につけた。69で回った新垣比菜(24=ダイキン工業)、菅楓華(18=宮崎・日章学園高)が7アンダーで首位を守った。4日間72ホールのストロークプレーで争われ、35位前後が来季前半戦の出場権を得られる目安となる。

 強風の中、70で回ったアン・シネは「1日2アンダーを目指している。昨日も今日もできたので満足」と喜んだ。

 韓国ツアーで活躍した後、17年に日本ツアーに参戦。抜群のスタイルで「セクシークイーン」と呼ばれ、人気が沸騰。写真集を出版するなど社会現象になった。だがコロナ禍の影響で20年以降ツアーから撤退した。引退も噂されたが「自分が引退したいタイミングで引退したい。そこには至っていない」と再挑戦を決断。体をつくり直し、今月上旬には2年ぶりに韓国ツアーに出場。試合勘も戻り前週の1次予選会を15位で通過した。

 好位置で残り36ホールに臨む。「この一打に懸けるしかない状況なので3日目も2アンダーを目標にプレーする」と力を込めた。


 ≪菅首位タイ死守≫ 今年のプロテストに合格した菅はスコアを3つ伸ばし「ショットがビタビタ来る感じのゴルフではない。結構耐えている」と息をついた。6歳でクラブを握り、昨年の日本ジュニアで2位に入るなど全国レベルで実績を残してきた。1メートル67、60キロで平均飛距離は240ヤード。首位ターンにも「今の実力でここまでこられるのはびっくり。1位(通過)とか考えずに普通にやっていきたい」と冷静だった。

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