空手 女子軽量級・岡田葵が連覇「プレッシャーの中で勝てたのでホッとしている」

[ 2023年11月27日 04:33 ]

空手 全日本学生フルコンタクト選手権 ( 2023年11月26日    国立代々木競技場 )

1部女子軽量級決勝、金城(左)を攻める岡田(撮影・島崎忠彦)
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 第2回大会は男女計13部門が行われ、1部女子軽量級(55キロ未満)は岡田葵(21=愛知教大3年)が優勝し、連覇を果たした。同重量級(55キロ以上)は本田志帆(19=神奈川大2年)が初優勝した。1部男子は軽量級(65キロ未満)が新里(にっさと)誠光(19=立大1年)、中量級(75キロ未満)は福永匠真(20=東邦大3年)、重量級(75キロ以上)は土橋立弥(20=関西外大2年)が制した。

 岡田が連覇の重圧に打ち勝った。1部女子軽量級の初代女王として臨んだ今大会は、周囲の厳しいマークもありながら16人の戦いを勝ち抜き「プレッシャーの中で勝てたのでホッとしている」と笑顔を見せた。

 決勝は昨年3位の金城(沖縄国際大)との対戦。先月の大会で3位に終わった悔しさをバネにし、今大会に向けて強化してきた「蹴りを交ぜながらのパンチ」で優位に進めた。

 愛知教大では図画工作・美術を専攻。ガラス工芸のゼミに入り、繊細さが求められるガラス加工に取り組む。「学生の時の葵と空手をやっている時の葵は全然違うとよく言われる」と笑う。普段は自身の練習だけでなく、小学生に空手を教える「指導者」としての顔も持つ。フルコンタクト空手の認知度向上にも取り組んでおり「習い事で空手を選択してくれる子が年々増えてきている」と喜ぶ。

 4年生として臨む来年は3連覇が懸かる。「卒業するまで連覇したい」。無敵の女王になるべく、さらに鍛錬を重ねていく。

 《男子重量級、土橋が初V》再延長までもつれ込んだ1部男子重量級決勝は土橋が激戦を制し、初優勝を飾った。第1回大会3位の越後(大原法律公務員専門学校)に競り勝ち「何とか勝てた。得意の膝蹴りの差かなと思う。めちゃくちゃうれしい」と笑顔を見せた。今年は空手に集中するために大学を1年間休学中とあり「結果を出せてよかった」と安堵(あんど)の表情。復学予定の来年には得意の英語を生かして「留学もしてみたい」と話した。

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