大関・霧島10勝目！関脇・琴ノ若との“9勝対決”制しトップ死守　熱海富士も2敗キープ

大相撲九州場所12日目 （ 2023年11月23日    福岡国際センター ）

霧島（左）が寄り切りで琴ノ若を破る（撮影・中村　達也）
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　大相撲九州場所は23日、12日目の取組が行われ、大関・霧島（27＝陸奥部屋）は関脇・琴ノ若（26＝佐渡ヶ嶽部屋）を撃破し2敗&トップを死守。大関・貴景勝（27＝常盤山部屋）は関脇・若元春（30＝荒汐部屋）に勝利した。

　結びの一番で登場した熱海富士は大関・豊昇龍に突き落としで勝利した。

　トップを並走する“9勝対決”となった霧島は寄り切りで琴ノ若を下し10勝目、大関の力を見せつけた。負けた琴ノ若は3敗目を喫し、大関昇進目安の直近3場所合計33勝には届かず。9日目の豊昇龍戦、11日目の貴景勝戦で大関に勝利していたが、3連破とはならなかった。

　2場所連続優勝へ後がない貴景勝は若元春を押し出しで破り、勝ち越しを決め首位との差を2で死守した。若元春は4勝8敗となり昨年の名古屋場所以来となる負け越しが決まった。

　関脇・大栄翔は翠富士を突き倒しで破り、今年の全6場所で勝ち越しとなった。この他に平幕の玉鷲が王鵬を突き出し、平戸海が美ノ海を押し出し、高安が竜電を肩透かしで下しそれぞれ勝ち越しを決めた。

＜九州場所　成績上位力士＞
10勝2敗　熱海富士、霧島
9勝3敗　琴ノ若、一山本