元大関朝潮の長岡末弘さん死去…陽気なキャラでバラエティー番組に出演、4コマ漫画モデルに

2003年1月、大相撲初場所で優勝し、高砂親方の差し出す祝杯を舌を出して受ける朝青龍
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　「大ちゃん」の愛称で人気を博した大相撲の元大関・朝潮の長岡末弘（ながおか・すえひろ）さんが亡くなったことが3日分かった。67歳。高知県出身。小腸がんを患っており、春先から体調が優れなかったという。

　近大から鳴り物入りで角界入りし、豪快な突き押しで活躍。1983年春場所後に大関へ昇進し、85年春場所で初優勝を果たした。陽気な性格で人気も高く、いしいひさいち氏の4コマ漫画「ワイはアサシオや」の主人公のモデルに。連載当時は、万年大関候補といわれた朝潮のふがいない姿が描かれた。

　土俵の外では「クイズ世界はSHOW　byショーバイ！！」、「なるほど！ザ・ワールド」などテレビのバラエティー番組にも出演。独特のキャラクターで人気を博した。84年に「ほたる川」で歌手デビューも果たした。

　89年春場所に引退し、90年3月に若松部屋を創設、2002年2月には高砂部屋と合併し7代目高砂を襲名。師匠としては弟子の横綱・朝青龍の不祥事の対応に追われた時期もあり、08年には「親方はつらいよ」を出版。朝青龍のトラブルを巡って問われた監督責任について弁明をした。