九重部屋力士の未成年飲酒問題 同席した幕下以下の成人力士1人も謹慎処分

[ 2023年10月25日 16:39 ]

両国国技館
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 大相撲の九重部屋に所属する幕下以下の未成年力士が飲酒した問題について、当該力士と師匠の九重親方(元大関・千代大海)の他に、もう1人謹慎処分を受けた力士がいることが明らかになった。25日、岡山市で行われた秋巡業に訪れていた巡業部副部長の若松親方(元幕内・朝乃若)が、この問題の経緯を説明した。

 飲酒が発覚したのは今月15日。愛知県大府市で巡業が行われる日の朝、未成年の力士が会場に到着してすぐに急性アルコール中毒で救急搬送された。その日のうちに日本相撲協会の危機管理委員会に報告があり、九重親方と九重部屋の幕下以下力士2人が巡業先から帰京。協会に謝罪し、謹慎処分となった。関係者によると、力士2人のうち新たに発覚したもう1人は成人で、飲酒の場に同席していたという。謹慎の期間は設けられておらず「当面の間」となる。

 原則、未成年の協会員は巡業に同行しない決まりとなっている。ただし、親方が巡業に同行する部屋の未成年力士は同行が認められていた。九重親方が巡業部副部長として秋巡業に参加するため、未成年の当該力士も同行していた。

 未成年者を含む幕下以下力士の自覚のない行動に、若松親方は「もうちょっとしっかりしていると思っていたけど…何を考えているんですかね」とあきれかえっていた。

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