柏原明日架　今週引退のイ・ボミに感謝「ファンを大切にする気持ちはボミから学んだ」

＜マスターズGCレディース火曜練習日＞歴代チャンピオンの柏原明日架（撮影・井垣　忠夫）
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　女子ゴルフの「NOBUTA　GROUP　マスターズGCレディース」は19日から4日間、兵庫・マスターズゴルフGCで開催される。19年大会優勝の柏原明日架（27＝富士通）は練習ラウンドなどで調整した。

　シーズン序盤は5試合連続で予選落ちを経験。試行錯誤が続いていたが、前々週のスタンレーレディスでは3位に入るなど徐々に本来の調子を取り戻しており、「前半戦とかは特に悩んでいて、そこから試合の中で気づくこともあったりとか、試合の中でできたりだとかっていうところで自信がついてきて、ここ最近のいい結果につながっているみたいです」とうなずいた。

　前週の試合開幕前には、上田桃子、小祝さくら、笠りつ子らと「ボミ会」を実施。「ボミが日本人ともっと関わりも持ちたかったっていう話をしていたので」と今大会で引退するイ・ボミを囲んで、思い出話に花を咲かせた。

　アマチュア時代の14年ほけんの窓口レディースでは、イ・ボミと最終日最終組で優勝争いを経験。「優勝争いして私は負けちゃったんですけど、優勝したのがボミでそれを一緒に最終組で優勝する選手のプレーを間近で見て、やっぱりかっこいいなと思いました。ファンの人たちに対しての接し方だったりとかというのは、今の私のプロゴルファーとしての立ち振る舞いだったりとか、ファンを大切にする気持ちはボミから学んだ部分がある。今の女子の人気があるのもボミが引っ張ってくれたから。感謝してもしきれない」と感謝の言葉を口にした。

　前週の富士通レディースの予選ラウンドでは同組でプレー。「寂しい1週間になるんじゃないかなと思うけど、先週回ることができたので心残りはない。苦しい時間を過ごしているのをそばで見てきたので、どうにか試合で楽しいゴルフをさせてあげたい」と日本ゴルフ界で愛された“スマイル・キャンディ”のことを思いやった。