AS乾友紀子 今後は白紙も2大会連続2冠に「粘ってこの大会に出た意味があった」

[ 2023年7月19日 21:45 ]

<世界水泳 第6日目 女子ソロFR 決勝>涙を浮かべながら手を振る乾友紀子(撮影・平嶋 理子)
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 アーティスティックスイミング(AS)の女子ソロフリールーティン(FR)決勝が行われ、乾友紀子(32=井村ク)が254・6062点で優勝した。史上2人目となるテクニカルルーティン(TR)との2大会連続2冠を達成。「大蛇(オロチ)」のテーマに乗って正確で力強い演技を披露した。

 2位はオーストリアのヴァジリキ・アレクサンドリア(229・3251点)、3位には英国のケイト・ショートマン(219・9542点)が入ったが、乾の得点を2位以下をはるかに上回る貫禄の優勝。決勝は技の難易率、芸術点ともトップだった。

 ▼乾友紀子の話 ブダペストの金は信じられなかったが、今回2回目の表彰台の頂点に立って実感がわきました。グッときました。決して良かったとはいえないできだけど、結果が良かったのでよかったです。プレッシャーや重圧、不安があったので、ほっとしています。本当は21年に開催される予定だったので、だいぶ待ちましたが、粘ってこの大会に出た意味があった。たくさんの方に見ていただいて幸せでした。私が金メダルを取れたのは世界一のコーチのおかげ。(今後は?)福岡の世界水泳のまでのことしか考えていなかったので、泳ぎ終わってから考えようかなと思ってました。(もう少し時間がほしい?)はい。そうですね。

 ▼井村コーチの話 目標としていたところに連れていってあげられてよかった。去年はチャレンジャーで世界一。チャンピオンとして臨むことは(乾以外)誰にもできない。自分は乾選手の一番の応援団。(夢の)お手伝いができて幸せ。

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