全仏失格の加藤未唯、女子ダブルス再出発で初戦敗退 リベマ・オープン

[ 2023年6月14日 19:22 ]

加藤未唯
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 女子テニスのリベマ・オープンは14日、オランダ・セルトーヘンボスで行われ、女子ダブルス1回戦で加藤未唯(ザイマックス)アルディラ・スーチャディ(インドネシア)組は、スロバキアのペアに5―7、2―6のストレートで敗れた。

 先にブレークして優位に立ちながら逆転で第1セットを落とすと、第2セットもいきなり第1ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がり。第7ゲームもブレークされると逆襲できなかった。

 加藤はスーチャディと組んだ全仏オープンの女子ダブルス3回戦で、ポイント間に相手コート側に打った球がボールガールを直撃し、危険な行為として失格に。失格を不服として4大大会側に提訴し、他選手からも失格を疑問視する声が相次いだ。主審がいったん出した警告に抗議したことで批判を受けた対戦相手は反論する一方、テニスのプロ選手協会は「不当な判定」と加藤擁護の声明を発表する事態となった。

 失意を乗り越え、加藤はティム・プッツ(ドイツ)と組んだ混合ダブルスで自身初の4大大会制覇。その後に自身のSNSで返球直撃のボールガールと笑顔の2ショット写真を投稿し、「あなたが元気で、ボールガールとしてボランティア活動を続けていると聞いてうれしい」とつづっていた。

 今大会の初戦を控えた前日(13日)にはSNSで「グラスコートシーズンが始まりました。オランダでも多くの人が温かく迎えてくれてうれしいです」とし、芝の上をダッシュして転ぶ映像も投稿していた。

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