【玉ノ井親方 視点】照ノ富士はもう完全復活と言っても良い 霧馬山にスキ与えず力の差見せつけた 

[ 2023年5月27日 20:22 ]

大相撲夏場所14日 ( 2023年5月27日    東京・両国国技館 )

寄り切りで霧馬山を破る照ノ富士(上)(撮影・西海健太郎)
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 正直に言えば、取組前は霧馬山が横綱を慌てさせる場面があるのではないかと予想していた。だが結果は完敗。なすべなく敗れ、力の違いを見せつけられた。

 横綱は押されないし、右を差せなくても慌てない。左をあてがいながら霧馬山の右をけん制し、右前まわしを引いて相手の左下手を自由にさせなかった。霧馬山にすれば横綱の横っ腹に食らいつきたかっただろうが、そんな隙を与えない。右を巻き替え右四つ十分の形になると、そのまま寄って勝負を決めた。全く危なげのない相撲内容で、ちょっと力が違うと感じさせた。

 当初は、4場所ぶりの出場だったこともあり、序盤は元気でも中盤から終盤にかけてスタミナ切れを起こすのではないかと心配していた。ところが、そんなのは杞憂(きゆう)だった。逆に10日目あたりから尻上がりに力強さが増していった。さすが横綱、たいしたものだ。

 今場所、これだけ安定した相撲が取れたのだから、膝の状態も心配ないだろう。もう完全復活と言っても良いのではないか。
  (元大関・栃東)

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