ニックスが2勝目 崖っ縁で踏みとどまる ブランソンが38得点

[ 2023年5月11日 11:25 ]

38得点を挙げたニックスのブランソン(AP)
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 東の第5シードとなっているニックスは10日、地元ニューヨークで東地区準決勝の第5戦に臨み、112―103(前半50―47)で第8シードのヒートを下して2勝3敗。負けたらシリーズ敗退という崖っ縁で踏ん張り、23年ぶりの地区決勝進出に望みをつないだ。

 ニックスは第1Qで14―24と後手に回ったが、第2Qを36―23として主導権を奪回。第3Q終盤に最大19点をリードしながら第4Qの残り2分37秒に2点差まで詰め寄られたが、その後の接戦を制して逃げ切った。

 ガードのジェイレン・ブランソン(26)が今ポストシーズンでは自己最多の38得点と9リバウンド、7アシストをマーク。RJ・バレット(22)も26得点を稼ぎ、この日にオールNBAのサードチームに選出されたフォワードのジュリアス・ランドル(28)も24得点と奮闘した。大詰めでは今季のフリースロー(FT)の成功率が48・4%だったセンターのミッチェル・ロビンソン(25)に“ハック攻撃”が集中したが、同選手は残り4分47秒と残り21秒での計4本のうち3本を成功。相手の“策略”をかわして勝利に貢献している。

 勝っていれば1999年のニックス以来となる第8シードの地区決勝進出となっていたヒートは激しいディフェンスで最後まで粘ったものの惜敗。今ポストシーズンで平均33・5得点を挙げ、オールNBAのセカンドチームに選出されたジミー・バトラー(33)は19得点にとどまった。

 なおこのシリーズの第6戦は12日にヒートの地元マイアミ(フロリダ州)で行われる。

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