有村智恵　ツアー最多記録に並ぶ通算6度目のホールインワン　妊活で昨年11月以来のツアーも貫禄

女子ゴルフツアー　KKT杯バンテリン・レディース第2日 （ 2023年4月15日    熊本県・熊本空港CC=6523ヤード、パー72 ）

＜KKT杯バンテリンレディース2日目＞8番でホールインワンを達成した有村はボールとクラブを手に笑顔（撮影・岡田　丈靖）
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　地元・熊本出身の有村智恵（35＝フリー）が8番パー3でツアー最多記録に並ぶ通算6度目のホールインワンを達成した。妊活での休養を宣言しており、今季初出場した大会で快挙達成。32位からエースを含む71で回り、通算1アンダーの21位に順位を上げた。通算8アンダーの単独首位に申ジエ（34＝韓国）、1打差の2位にツアー初優勝を目指す岩井明愛（あきえ、20＝Honda）が続いた。

　通算14勝を重ねた有村だからこその、技ありの一打だった。実測182ヤードの打ち下ろしで、アゲンストの風に大きめの4Uを持った。「低く風に負けない球」でピン手前5メートルにキャリーさせてカップイン。2年ぶり6度目のエース達成、しかも地元でツアー最多記録に並んだ。「幸せな気持ちになれた。カメラも誰もいなくて寂しかったけど」と笑った。

　昨年、妊活に専念するため当面の休養を発表。この大会は昨年11月以来のツアー出場で、主催者推薦で参戦している。オフはクラブを握る機会が少なかったが、ここ1カ月は経験を生かして調整を重ねてきた。堂々、21位での予選突破だ。最終日へ、「いちかばちかで攻めてバーディーをとっていけたらと思うし、あわよくば優勝争いができたら」と力強く言った。