一本も判定覆る異例の事態 嘉重が腕ひしぎ十字固めも…ビデオ検証で一発反則負けとなる脇固めと判断

[ 2023年4月3日 04:22 ]

柔道全日本選抜体重別選手権最終日 ( 2023年4月2日    福岡国際センター )

女子63キロ級準決勝 試合後の判定変更で反則負けとなった嘉重春樺(左)。右は立川桃
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 女子63キロ級準決勝・嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)―立川桃(ALSOK)戦で、判定が覆る異例の事態が発生した。試合は終盤に嘉重が腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。しかしその後、審判団がビデオ検証し、技に入る際に一発反則負けとなる脇固めがあったと判断し、勝敗がそっくり入れ替わった。

 両選手が畳を下りた後に判定が覆るのは異例だが、鯨井甫審判長は国際柔道連盟(IJF)の試合審判規定に基づいた判断と説明。結果的に初優勝を飾った立川も、「畳を下りたら判定は変わらないと思っていた」と驚いた様子だった。

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2023年4月3日のニュース