【常幸龍断髪式】息子2人と最後の取組「本人がやりたいと言うなら」将来は力士にさせる!?

[ 2023年2月23日 20:05 ]

<常幸龍断髪式>整髪を終えた元常幸龍の佐久間貴之氏(左)と真美夫人(撮影・前川 晋作)
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 昨年秋場所限りで現役を引退した大相撲の元小結・常幸龍の佐久間貴之氏(34)が23日、東京・両国国技館で断髪式を行った。止めばさみを入れた師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)ら約160人が出席し、大銀杏(おおいちょう)との別れを惜しんだ。

 断髪式の開始前に締め込み姿で登場し「常幸龍最後の取組」が行われた。対戦相手は、佐久間氏の長男・心絆(しんば)くん(9)と次男・日彩(ひいろ)くん(5)。東京都台東区の小松竜道場で相撲に励んでいる心絆くんが最後は力いっぱい押して父に“勝利”。将来力士になることは「勧めてはいない」という父だが「本人がやりたいと言うなら」と2世力士の誕生を少し期待していた。

 佐久間氏は11年半の現役生活を振り返り「家族の存在がなかったらもっと早く辞めていた。感謝しかない」としみじみ。昨年秋場所の最後の相撲を取り終えた日、真美夫人(36)と息子2人から手作りの感謝状が贈られた。同じ物をこの日も土俵上で手渡され「こみ上げてくるものがあった」と感慨深く話した。

 現役時代は「車も運転できないし、旅行もできないし、お父さんをしてあげられなかった」という。これからは「家族のために」とより一層大事にしていく。最後の取組に勝利した息子には“懸賞”として新日本プロレスの観戦チケットをプレゼントした。佐久間氏も含め家族全員がプロレスファン。断髪後の新しいヘアスタイルは真美夫人の希望により「オカダ・カズチカ風」に整えられ、家族全員笑顔があふれていた。

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2023年2月23日のニュース