貴景勝優勝報告会　ときわ台駅前に2000人「応援してくれる人がこんなにいるんだと改めて実感」

ときわ台駅前で優勝報告会を行った貴景勝（撮影・前川　晋作）
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　大相撲初場所で3度目の優勝を果たした大関・貴景勝（26）が23日、所属する常盤山部屋の最寄り駅である東京都板橋区のときわ台駅前で優勝報告会を行った。

　常盤山部屋が板橋区前野町に引っ越してきたのは2年前。移転後初めての優勝を果たし「板橋区の皆さんに喜んでいただきたいと思って頑張ってきて、結果を残すことができてうれしい」とあいさつした。

　駅前ロータリーに集まったファンは約2000人。「こんなに集まっていただいて感慨深いです」と感謝した。綱獲りが懸かる春場所（3月12日初日、エディオンアリーナ大阪）へ向け「来場所は大事な場所になると思うんですが、応援してくれる人がこんなにいるんだということを改めて実感した。それを力に変えて、自分の夢でもある横綱に向かって気迫のある相撲を取って、千秋楽終わったときに心地よい満足感であふれるようにしたいと思います」と意気込んだ。

　師匠の常盤山親方（元小結・隆三杉）は「最寄り駅がときわ台、私の部屋は常盤山（ときわやま）。狙ったわけじゃないけど、縁あって来させていただきました」とあいさつして笑いを誘った。貴景勝の現状については「泥だらけになりながら稽古やっています。千秋楽に笑顔になれるんじゃないかと期待しています」と説明。詰めかけた大勢のファンへ「皆さまの応援がパワーになりますので、ぜひとも応援をよろしくお願いします」と呼びかけた。