宇野 GPファイナル初Vへ絶好調「ジャンプの調子以外での不安要素がなくなった」

[ 2022年12月8日 04:45 ]

抜群の安定感を見せた宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは8日にトリノで開幕。男子は昨季世界選手権を制した宇野昌磨(24=トヨタ自動車)、女子は世界女王の坂本花織(22=シスメックス)と初進出の三原舞依(23=シスメックス)らが出場。ペアの三浦璃来(20)、木原龍一組(30=木下グループ)は日本勢初制覇を目指す。宇野や坂本ら日本勢の選手たちは7日、会場のパラベラ競技場で公式練習に臨んだ。

 初優勝が懸かる宇野は調子の良さをうかがわせた。曲かけではフリー曲を流し、4回転4種5本を含む7本全てのジャンプを着氷。これまでは靴の感覚にも苦しんできた中で「ようやくジャンプの調子以外での不安要素がなくなった」と語った。これまでGPファイナルは2位が2回、3位が2回。今大会の自身の鍵として「SPの4回転トーループ」と口にした。

 ≪坂本調整に苦戦 入念に氷確認≫坂本は入念に氷の感触を確かめた。現在はコンディションやジャンプなどの調整に苦しんでいることを明かし「伸び悩んでいるというか…。(状態が)上がりきらないし、エンジンだけかかっている状態」と口にした。初制覇が懸かるものの「今できることをやりきって、全日本(選手権)で良い演技をできるようにしたい」と語った。

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2022年12月8日のニュース