阿炎「笑ってくれているだろうな」入院中の錣山親方に思いをはせる 初優勝一夜明け会見

[ 2022年11月29日 04:38 ]

優勝一夜明け会見を行った阿炎(日本相撲協会提供)
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 初優勝した阿炎は一夜明け会見で、歓喜の瞬間を振り返った。土俵を下りる時は「頭が真っ白になった」と放心状態だったが、すぐに「師匠の顔が浮かびました。笑ってくれているだろうな」と、東京で入院中の錣山親方(元関脇・寺尾)に思いをはせたという。真っ先に浮かんだ「お世話になりっきりで一生頭が上がらない」という親方への感謝。師匠が果たせなかった幕内優勝に「また一歩進めた」と恩返しの実感を込めた。

 場所中いつも考えていたのは、師匠から毎日メールでもらっていた「一番集中」という言葉。「この言葉を守ってきたからこそ結果を残せたと思う。“一番集中”が自分を成長させている」とアドバイスが優勝に直結したと分析。次は三役返り咲き、そして大関へと期待は高まる。「大きな目標を掲げつつ“一番集中”を貫き通したいと思っています」。次期大関候補は師匠の教えを胸に、無欲で突き進むことを約束した。

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2022年11月29日のニュース