引退の魁聖「相撲は自分の全て。楽しい相撲人生だった」

[ 2022年9月1日 04:00 ]

引退会見で笑顔を見せる元関脇・魁聖の友綱親方(撮影・前川 晋作)
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 8月29日に現役引退を発表した大相撲の元関脇・魁聖の友綱親方(35、大島部屋)が31日、東京・両国国技館で師匠の大島親方(元関脇・旭天鵬)と会見し「今はホッとしている。相撲は自分の全て。楽しい相撲人生だった」と16年間の土俵生活を晴れやかな表情で振り返った。

 ブラジル出身の日系3世で200キロ前後の巨体を生かした四つ相撲で活躍した。幕内を60場所務めたが、両膝を痛めてからは低迷。幕下転落が決定的となった名古屋場所後に師匠と話し合って決断した。周囲の「まだやれる」の声にも「(幕下以下が締める)黒まわしは無理だと思った」と明かした。今後は大島部屋付きとして後進の指導に当たる。「もちろん強くなるのが一番ですけど、ファンに対しての感謝の気持ちとか、伝えていけたら」と話した。

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2022年9月1日のニュース