レスリング藤波朱理が103連勝達成 2連覇懸ける世界選手権前最後の実戦で圧倒V 全日本学生選手権

[ 2022年8月16日 16:33 ]

レスリング全日本学生選手権第2日 ( 2022年8月16日    東京・駒沢体育館 )

<レスリング全日本学生選手権>女子55キロ級決勝で今井佑海(下)を攻める藤波朱理
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 女子10階級などが行われ、53キロ級の21年世界選手権女王で9月の世界選手権(ベオグラード)で2連覇を目指す藤波朱理(18=日体大)が55キロ級で出場。準々決勝で桜井菜々(福岡大)に、準決勝で吉柴未彩輝(大東大)をいずれも10―0のテクニカルフォールで下すと、決勝では今井佑海(日大)をフォールで下し優勝。中学時代から続く公式戦連勝記録を103に伸ばした。

 藤波の実戦は6月の明治杯全日本選抜選手権以来。今大会は体重調整の必要がない1階級重い55キロ級での出場となったが、初戦となった準々決勝から相手を圧倒。準々決勝では桜井をわずか45秒で“瞬殺”すると、決勝では4―0とリードして迎えた第2ピリオドにさらに加点し、その後にフォール。3試合失点なしと、対戦相手を全く寄せ付けなかった。

 日本女子では吉田沙保里、伊調馨に続く史上3人目の100連勝を達成した藤波は、24年パリ五輪でも金メダル候補に挙がるホープ。実父・俊一コーチとの父娘二人三脚で、来月に迫った世界選手権では2連覇を目指す。

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2022年8月16日のニュース