ラプターズは連敗 渡辺に出場機会なし 76ersのエンビードは31得点
NBAは18日にプレーオフ1回戦の3試合を各地で行い、東地区第5シードのラプターズは第4シードの76ersに97―112(前半52―67)で敗れ、敵地フィラデルフィア(ペンシルべニア州)で2戦2敗。第3Q終盤に最大29点差をつけられながら、ここから第4Q序盤にかけての5分48秒間を20―2として11点差まで点差を縮めたが、逆転するまでには至らなかった。
第1戦で左足首を痛めた新人のスコッティー・バーンズ(20)は欠場。体調不良を抱えて先発したゲイリー・トレントJR(23)は前半で無得点に終わったあと後半はプレーしなかった。
OG・アヌノビー(24)がチーム最多の26得点、パスカル・シアカム(28)とフレッド・バンブリート(28)がそれぞれ20得点を稼いだが、バンブリートの3点シュート成功は16本中5本。第1戦で5分出場した渡辺雄太(27)に出場機会はなかった。
76ersでは今季の得点王となったセンターのジョエル・エンビード(28)が31得点と11リバウンドをマーク。第1戦で38得点を稼いだガードのタイリース・マキシー(21)も23得点、9リバウンド、8アシストを記録して勝利に貢献した。
このシリーズの第3戦(20日)と第4戦(23日)はラプターズの地元トロント(カナダ・オンタリオ州)で開催。カナダ政府は新型コロナウィルスのワクチンを14日前までに2回接種していない場合には入国を認めておらず、第2戦まで出場した76ersのガード、マティス・サイブル(25)はこの2試合では戦列を外れることになる。
大黒柱のルカ・ドンチッチ(23)を脚の負傷で2戦連続で欠いていた西地区第4シードのマーベリクスは、110―104(前半48―55)で第5シードのジャズを下して1勝1敗。今季16・3得点だったガードのジェイレン・ブランソン(25)が6本の3点シュートなどで自己最多の41得点を挙げれば、ベンチから出たフォワードのマキシー・クリバー(30)は3点シュートを10本中8本を決めて25得点をマークした。
クリバーの3点シュート成功率は今季32・5%だが、球宴後の18試合では19・7%(71本中14本)にまで低下。しかし大事な試合でドンチッチ不在のチームを救う大活躍を見せた。
西地区第3シードのウォリアーズは126―106(前半57―51)で第6シードのナゲッツを退けて地元サンフランシスコ(カリフォルニア州)で2戦2勝。先発したジョーダン・プール(22)が29得点、ベンチから出たステフィン・カリー(34)は23分の出場ながら、5本の3点シュートでチーム最多の34得点をたたき出した。この2人は第2戦を終えて計33本の3点シュートを放っているが、このうち18本を成功。成功率は2人で54・5%に達している。
<17日の結果>
▼東地区1回戦
(4)*76ers(2勝)112―97(5)ラプターズ(2敗)
▼西地区1回戦
(4)*マーベリクス(1勝1敗)110―104(5)ジャズ(1勝1敗)
(3)*ウォリアーズ(2勝)126―106(6)ナゲッツ(2敗)
*はホームチーム、カッコ内の数字は地区内シード順
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