稀勢 本格的な稽古再開、高安に12戦10勝にも「まあまあ」

[ 2018年6月27日 16:57 ]

高安(右)の攻めをこらえる稀勢の里(撮影・佐藤 博之)
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 左大胸筋などのケガで7場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が27日、名古屋市西区の田子ノ浦部屋で、名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて本格的な稽古を再開した。

 四股、スクワット、すり足などの基本運動を行ってから土俵に入り、大関・高安(28)と12番取って10勝2敗。まわしを取れずに後退する場面は少なく、右上手を引いて前に出る攻めが目立った。高安と稽古するのは今月15〜17日の徳島合宿以来。内容については「まあまあ」と話し、徳島合宿からの上積みについても「まだまだ」と満足はしていない様子だった。

 高安は「なかなか押し切れないところがあった」と稀勢の里の圧力に脱帽しながらも「いい稽古になった。(突っ張りで)手が出ている時はよかった」と手応えはつかんだ様子だった。左腕の負傷で夏場所を休場し、名古屋場所が2度目のカド番となるが「カド番の意識はない。優勝争いの中に入って、千秋楽までいい相撲を取るのが目標になる」と前を向いていた。

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2018年6月27日のニュース