松山 吉兆65発進 相性抜群、連覇手応え“46H連続”ノーボギー

[ 2017年2月4日 05:30 ]

米男子ゴルフツアーフェニックス・オープン第1日 ( 2017年2月2日    米アリゾナ州スコッツデール TPCスコッツデール=7266ヤード、パー71 )

第1ラウンド、ボギーなしの65をマークし、大会2連覇に向け好発進した松山英樹=TPCスコッツデール
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 米男子ゴルフツアー、フェニックス・オープン第1日は米アリゾナ州で現地時間の2日、日没サスペンデッドとなり、3日に第1ラウンドの残りを消化した。昨年覇者の松山英樹(24=LEXUS)は6バーディー、ボギーなしの6アンダー、65をマークし、1打差の2位で連覇に向けて好発進した。石川遼(25=CASIO)も3バーディー、ボギーなしの68で17位とまずまずのスタート。64で回ったマット・クーチャー(38=米国)が首位に立った。

 ディフェンディングチャンピオンが貫禄の好発進だ。6バーディー、ボギーなしの65で回った松山は「ショットはだいぶ良くなってきている。ボギーなしは良かった」と安どの表情を見せた。

 初日から10万人以上がコースに詰めかけたが、観客が少ない早朝のスタートだったこともあり「緊張もなく普通にやれた」という。出だしの10番パー4で2打目を3メートルにつけてバーディー。13番、15番のパー5で着実にバーディーを取ると、18番では2・5メートルを沈めた。3番パー5では残り238ヤードの第2打を4Iで7メートルに乗せてバーディー。6番では5メートルのバーディーパットを沈めた。

 ティーショットは14ホール中10ホールでフェアウエーをキープ。グリーンに落ちた2打目がスピンバックして花道にこぼれた1番パー4を除く17ホールでグリーンを捉えて、パーオン率94・44%は全体の1位だ。

 ここ2試合はアイアンショットが不調で前週ファーマーズ・インシュアランス・オープンはパーオン率58・33%(69位)。それだけに「“お先に”で打てるようなベタピン(のチャンス)はなかった」と言いつつ「グリーンはヒットしているし、スコアは伸びているので良かったと思う」と復調に手応えを口にした。

 パットも「いい感じでストロークできている」と感触は悪くない。体調不良のため前週の大会を回避した進藤大典キャディーが復帰したことも好スコアを後押しした。

 今大会は4度目出場。初出場の14年は4位、15年は2位で、昨年が優勝。「なぜか分からないけど、いい感じで打てる」と首をかしげるものの相性抜群。15年第2ラウンドのみパープレーの71だったが、それ以外の12ラウンドは全てアンダーパー。平均スコアは67・31。昨年のプレーオフ4ホールを含め46ホール連続でボギーなしを続けている。

 世界ランキングで自己最高の5位浮上の24歳は「まだ1日しか良くなっていない。あと3日間どういうショットが打てるか。満足かどうか分からないけど、いい形で明日につなげられる」と自信をにじませた。

 ▽フェニックス・オープン アリゾナ・オープンとして1932年に始まった。毎年50万人以上の観客が集まり、16番パー3は四方を観客席に囲まれ「世界で最も騒がしいホール」として有名

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2017年2月4日のニュース