松山663ヤード2オン!正月休み明け オフからオンへ切り替え

[ 2017年1月6日 05:30 ]

SBSチャンピオンズ ( 2017年1月5日 )

今年の初戦、SBSチャンピオンズの開幕を前に最終調整する松山英樹
Photo By 共同

 米男子ゴルフの17年初戦SBSチャンピオンズは5日(日本時間6日)、米ハワイ州カパルアのプランテーション・コースで開幕する。2年ぶり2度目の出場となる松山英樹(24=LEXUS)は4日、プロアマ戦で最終調整。全ホールでパーオンに成功するなど精度の高いショットを披露した。

 プロアマ戦に出場した松山が世界最高レベルのショットを披露した。ティーショットでフェアウエーを外したのは一度だけ。後半の1番で球が飛びすぎてラフに入ったものでミスとは言えない。

 「ピン位置がセンターだったし、外すような状態ではなかったので気にしていない」と事もなげに言うが、全ホールでパーオンに成功した。そして圧巻は663ヤードの18番パー5だ。フェアウエーからの第2打をピン3メートルに付けた。打ち下ろしのホールで左ドッグ。それでも、2年前の大会では、3日目に350ヤードを超えるティーショットを放ちながら、2打目を右ラフに外すなど4ラウンドで一度も2オンはなかった。パワーとショットの精度の高さを見せつけた。

 ヒーロー・ワールドチャレンジ以来の実戦。約1カ月のオフは日本で休養に努めた。「ちょっと休みすぎた。酒ばかり飲んでいた。飲まない日もあったけど飲んで休んで飲んで休んでみたいな」と冗談めかすほどリラックスした。故郷・愛媛では父・幹男さんとラウンド。「超久々。高校の時にやったくらいかな」と家族との時間も楽しんだ。それでもショットの好調さは相変わらずだった。

 初出場だった15年のこの大会は1打差でプレーオフ進出を逃した。2年を経て実力も立ち位置も変わった。昨年10月以降、国内外で4勝を挙げて米ツアーでは獲得ポイント、賞金ともランキング1位を独走中。今、世界で最も強いゴルファーの一人と言える。

 「ショットは何とかできるかなという感じ。100ヤード以内がうまくいかない。グリーン上も苦労するかな」と満足感は口にしないものの、前年のツアー優勝者だけが集うエリート大会で戦う準備はできている。

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2017年1月6日のニュース