稀勢の里 2差キープ!白鵬下し初優勝&年間最多勝に望み

[ 2016年11月23日 05:30 ]

大相撲九州場所10日目 ( 2016年11月22日    福岡国際センター )

<九州場所10日目>白鵬(左)を寄り切りで破った稀勢の里
Photo By スポニチ

 白鵬との激戦を制し、稀勢の里が初優勝と年間最多勝に希望をつないだ。突き押しの展開から引いてしまい、体が離れて俵に足がかかった。だが相手が左差しに来たところで右上手を引いて左四つに。形勢逆転で寄り切った。名古屋場所に続く勝利で、白鵬戦の連勝は10年九州、11年初場所以来。勝因を聞かれると「思い切っていけたところ」と振り返った。

 全勝の鶴竜との2差をキープし、年間最多勝争いは同じく65勝の日馬富士とのマッチレースとなった。そして11日目は鶴竜に挑む。綱獲りは白紙に戻ったが、存在感を示すチャンスを迎えた。「集中して、自分の相撲を取ることが大事。やるだけ」と気合を込めた。

 10日目終了時の2差を逆転して優勝したのは、15日制が定着した49年夏場所以降では7例あり、12年夏場所では自身が逆転を許した。残り5日間は過去の鬱憤(うっぷん)を晴らす戦いとなる。

続きを表示

2016年11月23日のニュース