豪栄道 いざ綱獲り「腹を決めてやる」 13日九州場所初日

[ 2016年11月13日 05:30 ]

大相撲九州場所 ( 13日初日 福岡国際センター )

大相撲九州場所を前に、土俵祭りに参加した(左端から)豪栄道、鶴竜、日馬富士、白鵬ら

 大相撲九州場所は13日、福岡市・福岡国際センターで初日を迎える。綱獲りに臨む大関・豪栄道(30=境川部屋)は同会場で行われた土俵祭りに出席。「腹を決めてやる」と表情を引き締め、栃煌山との初日には「気合を入れていく」と力を込めた。

 全勝した秋場所は横綱・白鵬が右足親指痛などで全休。今場所は復帰場所となるが、八角理事長(元横綱・北勝海)は「白鵬中心と言い切れない部分がある。豪栄道もそうだし、稀勢の里も虎視眈々(たんたん)。1人だけドンといく状況ではない」と混戦を予想。豪栄道が横綱・日馬富士との場所前稽古で勝ち越したことも指摘し「稽古場から勝たないとね。本場所だけだとボロが出るから」と現状では横綱勢と互角に渡り合い、昇進条件となる連続Vも可能との見方を示した。

 通算1000勝へあと3勝の白鵬も、豪栄道について「私の前で(前半戦は)相撲を取るので、見届けてからいい相撲を取りたい」と徹底マークを宣言。18年ぶりの日本出身横綱誕生へいよいよ“豪栄道場所”がスタートする。

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2016年11月13日のニュース