桃田“好青年”で再出発 違法賭博で出場停止後初めて公の場に

[ 2016年11月13日 05:30 ]

熊本復興イベントに参加したバドミントンの桃田賢斗

 違法賭博問題で無期限出場停止となっているバドミントン男子の桃田賢斗(22)が12日、所属のNTT東日本の一員として熊本市で行われた熊本地震復興イベントに参加した。

 4月の謝罪会見後、初めて公の場に姿を現した形だが、顔や体つきは以前より引き締まっていた。イベントでは時折笑顔も見せながら小中学生への指導を行ったほか、ネットの設置や得点係など雑用も自ら買って出た。須賀隆弘監督は「誰よりもひたむきに練習している。口では言わないが、20年東京五輪を目指しているのはその取り組む姿勢から感じられる」と話した。桃田はイベント後、NTT東日本を通じて「信頼回復に向け、今後も積極的に社会貢献活動へ参加するとともに、よりいっそう真摯(しんし)な態度で練習に励みたい」とコメントした。

 処分解除の時期は日本協会の判断による。銭谷欽治専務理事は「前向きに考えている。(試合復帰へ)近づいたのは間違いない」と評価した。来年以降の理事会で話し合われる見込みだ。

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2016年11月13日のニュース