豪栄道　２場所連続Ｖ＆綱獲りへ白星発進　白鵬1000勝へあと２勝

＜大相撲九州場所初日＞栃煌山（右）を押し出しで下す豪栄道

　大相撲九州場所は１３日、福岡市・福岡国際センターで初日を迎え、初の綱獲りに挑む大関・豪栄道は東前頭筆頭の栃煌山に押し出しで勝利。２場所連続優勝と１８年ぶりとなる日本出身横綱昇進へ向け、好発進した。

　その他の大関陣は、カド番の照ノ富士が嘉風に敗れる波乱。琴奨菊は魁聖を上手出し投げで、稀勢の里は碧山を寄り切りでそれぞれ破った。

　右足親指痛などで秋場所を全休、２場所ぶりの復帰となった横綱白鵬は隠岐の海を突き落しで下して通算９９８勝目。史上３人目となる１０００勝へ、あと２勝とした。また、鶴竜は御嶽海を押し出しで白星、日馬富士は玉鷲に敗れて初日から土がつくなど、横綱勢は明暗が分かれた。

　大関昇進に挑戦する関脇の高安は、秋場所で優勝争いを展開した遠藤を突き出しで破り、上々のスタートを切った。