米国から逆輸入ヤング一郎“一番の男に” 新弟子検査体格基準パス

[ 2016年11月8日 05:30 ]

新弟子検査で、身長測定を受ける武蔵川部屋のヤング一郎

 大相撲九州場所(13日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が福岡市内で行われ、米国人の父と日本人の母の間に生まれたヤング一郎(18=武蔵川部屋)ら8人全員が1メートル67、67キロの体格基準を満たした。

 米国で野球とアメリカンフットボールの経験があるヤングは今年、米ヒューストンの高校を卒業。長崎県出身の母と祖父の勧めで来日し、米国出身の武蔵川親方(元横綱・武蔵丸)が師匠を務める武蔵川部屋の門を叩いた。

 一郎という名前には「一番の男になってほしい」という思いが込められている。日本国籍は取得したが、日本語は勉強中で「まずは十両に上がること。それからもっと上にいきたい」とたどたどしく目標を語った。

 イチローは海を越え米国で成功したが、こちらの一郎は米国からの“逆輸入”。1メートル78、115キロの体をさらに大きくし、ジャパニーズドリームを目指す。なお、合格者は内臓検査の結果を待ち、初日に発表される。

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2016年11月8日のニュース