IOC会長 コスト削減に理解も「ルールを変えないことがベスト」

[ 2016年10月18日 15:28 ]

 小池百合子都知事が18日、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らと会談した。会談は報道陣にも公開され、IOC副会長で、大会準備を監督する調整委員会のコーツ委員長や日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長も同席した。

 小池知事は東京都の2020年東京五輪・パラリンピックの競技会場変更案について、経費増などの理由を説明。「今月中に都としての結論を出したい」と話した。バッハ会長は「五輪成功のため“もったいないこと”にはしたくない」とコスト削減について理解を示した上で「開催決定時の東京のプレゼンテーションは説得力あり、実行可能なプロジェクトだと納得した。ルールを変えないことがベストなことだと信じている」と応じた。

 また、バッハ会長は東京都、大会組織委員会、IOC、政府の4者で作業部会を設置することを提案。小池知事も「しっかり都民に情報公開できる形で、来月からでも開きたい」と賛同した。この日、IOCが韓国でのボートとカヌー・スプリントの代替開催を提案する可能性が報じられたが、そのことについては話題に上らなかった。

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2016年10月18日のニュース