長野未祈 仲良しアマ奈紗に続け!秋晴れVだ!

[ 2016年10月18日 05:30 ]

20日開幕 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース

申ジエ(左)のパットを見つめる長野
Photo By スポニチ

 ツアー屈指の賞金総額1億4000万円を誇る4日間大会のビッグトーナメント、スポニチ主催「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」が20日に兵庫・マスターズGCで開幕する。日本女子オープンで活躍した長野未祈(みのり、15=千葉・麗沢高1年)は17日、練習ラウンドを実施。同大会で優勝しプロに転向した畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)に続くアマVへの期待を抱かせた。

 18番のグリーンを去る間際、長野はコースに向かってぺこりと頭を下げた。アマチュアらしい折り目の正しさ。ただ、18ホールをラウンドして得た感触はプロにも劣らないものだった。

 「去年は難しいと感じたんですが、そこまで難しくは感じませんでした。アプローチはだいぶ良くなったと思うので自信はあります」

 まだ中学生だった昨年大会は初日に76、2日目に78を叩いて予選落ちした。だが、1年前とはゴルフが違う。今季は9月のゴルフ5レディースで初めて予選を通過し、今月の日本女子オープンでは3日目を終えて単独首位。メジャー大会で史上初めてアマチュアが首位で最終ラウンドを迎える快挙を演じた。最終日に崩れて10位に終わり、畑岡が優勝。「朝の練習では4日間で一番良かったのに、自分のプレーができなかったことが悔しかった」。重圧に苦しんだのは事実でも、「同じアマチュアで仲のいい先輩が勝ったから、自分にとってもいい目標ができた」と新たなターゲットも見つけた。

 この日の練習ラウンドでは、元世界ランク1位の申ジエとも一緒にプレーした。1ホールだけだったが「ユーティリティーで打った球がピンに絡んで“うわっ”て思った」と世界の技を体感。一方で、自身については「ティーショットを真っすぐ飛ばして、1メートル以内のパットを入れたい」と冷静に課題を挙げた。

 目標はあくまで予選通過と控えめだが、日本女子オープンでの経験を糧に大暴れする予感を漂わせた。「未来を祈る」という思いで命名された15歳が、この週末を「みのりの秋」にする。

 ◆長野 未祈(ながの・みのり)2000年(平12)12月29日生まれ、東京都出身の15歳。小学3年生でゴルフを始める。千葉・麗沢中から麗沢高に進学。中嶋常幸が指導する「ヒルズゴルフ・トミーアカデミー」に在籍。主な戦績は15年関東ジュニア選手権優勝、16年石川遼カップジュニアチャンピオンシップ優勝など。得意クラブは7I。ベストスコアは64。家族は両親と兄と弟。1メートル63、59キロ。

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2016年10月18日のニュース