ジョセフ日本“オールブラックス流”始動 前体制から変化打ち出す

[ 2016年10月11日 05:30 ]

ラグビー日本代表合宿初日で選手を指導するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(右)
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 オールブラックス流の初始動だ。ラグビー日本代表は10日、東京都内で元ニュージーランド代表のジェイミー・ジョセフ新ヘッドコーチ(HC)就任後初の合宿を開始した。約2時間の練習を終えた新指揮官は「50%の強度の予定だったが、力が入って80%になってしまった」と振り返った。

 早朝5時からの1日4部練習が当たり前、練習中は休みなく動き続け、少しでもまずいプレーがあれば怒声が響いたジョーンズ前HC時代と違い、練習は戦術の確認に重点を置き、プレーを止めてはコーチと選手が輪になり話し合った。

 ジョセフHCは「(11月5日の初戦アルゼンチン戦まで)時間は少ししかない。今回の目的はコーチと選手の連携、選手間の連係、ゲームプランの検討の3つ」と説明。オールブラックスも取り入れる至近距離のキックをキャッチし、攻撃転換する場面を想定した練習を実施するなど、前体制からの変化を打ち出した。

 主力のフッカー堀江(パナソニック)も「戦術も以前と全然違う」という。3年後のW杯へ向け、全く新しいジャパンをつくり上げていく。

 今回の代表は15人のノンキャップ選手も招集されており、ジョセフHCは「新しい選手が早く代表になれる必要がある」と話した。新主将については「まだ全員が候補」としながらも、今月24、25日の次回合宿までには決定する方針だ。主力選手でつくるリーダーズグループは今春からメンバーの変更はなく、有力候補のCTB立川(クボタ)も「何も言われてはいないが、(W杯)経験者として、引っ張っていきたい」と自覚を示していた。

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2016年10月11日のニュース