全米水泳 フェルプス100バタもV「これが米国最後のレース」

[ 2016年7月3日 16:11 ]

全米水泳男子100メートルバタフライを制したフェルプス(左)は笑顔を見せる(AP)

 競泳の米国五輪代表選考会は2日にネブラスカ州オマハで7日目の競技を行い、男子100メートルバタフライ決勝ではこの種目で五輪3連覇を達成しているマイケル・フェルプス(31)が51秒00で優勝。自身が保持する世界記録(49秒82)には遠くおよばなかったが、「これが米国では最後のレースだったから負けたくなかった」と勝負にこだわって2位トム・シールズ(25)に0秒20の差をつけた。

 今季限りでの引退を表明しているフェルプスは200メートルを含めてバタフライ2種目を制し、同じく五輪3連覇中の200メートル個人メドレーを併せて3種目でリオデジャネイロ五輪の代表権を獲得。生後7週間の長男ブーマーくんと婚約者のニコル・ジョンソンさん(30)の前で通算5回目となった五輪出場への道を切り開いた。

 女子800メートル自由形決勝ではすでに200メートルと400メートルを制しているケイティー・レディッキー(19)が8分10秒32で1位。女子200メートル背泳ぎ決勝ではメイヤ・ディラド(23)が2分6秒90で優勝し、フェルプス、レデッキー同様に3種目(200メートルと400メートルの各個人メドレーを含む)で代表となった。

 なお3日の最終日には女子50メートル自由形と男子1500メートル自由形の決勝が行われる。

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