藍「大好き」コースで首位発進 ロングパットがズバッ

[ 2016年6月5日 05:30 ]

3番でイーグルパットを決め喜ぶ宮里藍

米女子ゴルフツアーショップライト・クラシック 第1日

(6月3日 米ニュージャージー州ギャロウェー ストックトン・シービューGC=6177ヤード、パー71)
 宮里藍(30=サントリー)が1イーグル、6バーディー、1ボギーの64をマークし、7アンダーでアンナ・ノードクイスト(28=スウェーデン)、ポーラ・レト(26=南アフリカ)と並んで首位発進した。野村敏京(23=フリー)も65と伸ばし、トップと1打差の4位。横峯さくら(30=エプソン)は67で15位、上原彩子(32=モスフードサービス)は68の26位、宮里美香(26=NTTぷらら)は70で59位だった。

 2010年に米国内での初優勝を遂げた大会で、宮里藍が首位発進した。64はその時の最終ラウンドと同スコアで、直後に世界ランキング1位となった。「6年もたったなんて信じられない。このコースは大好きだから必ずまたいいプレーができると信じていた」と流ちょうな英語で答えた。

 ロングパットが見事だった。出だしの10番で5メートルの長さを決めて好感触をつかみ、後半の2、3番は12メートルのラインを読み切ってバーディー、イーグル。フェアウエーを1度、グリーンを2度しか外さなかったショットの精度をスコアに結びつけた。

 首位スタートは今季3度目。数年来のパットの不振を脱しつつある。3月、パターのロフト(フェース面の傾き)を調整した直後に3位に入り、翌週のANAインスピレーションではメジャー初制覇を期待させた。最近は疲れもあって低調だったが、予選落ちした前週に「パットで(グリップを前方に出す)ハンドファーストが足りなかった」と気付いて修正した。

 感覚を研ぎ澄ませて4季ぶりの通算10勝目を狙う。「まだ初日。まずは2日目、自分のゴルフをしたい」とはやる気持ちを抑えた。

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2016年6月5日のニュース